アメリカ生活・・・其の一

主人は仕事の都合で1年間カリフォルニアに行っていたことがあります

主人がアメリカへ発つ時、初はまだ生まれたばかりでしたので、初の首が座ってから私たちもカリフォルニアへ行くことになっていました

 

しかし、チョロチョロと動く2歳児と乳飲み子を抱えて私一人では身動きも取れないため、義母と私の母が同行してくれることに

例え数か月の滞在と言えども、小さな子供がいるため、何かあったときの為にと、持って行く物の準備も大変でした

一番悩んだのは初のおむつとミルクです

当時アメリカの紙おむつはすぐ漏れてしまうと聞いていて、紙の質も日本製の物より悪い為、かぶれたりするのではないかと心配ではありました

けれども初がアメリカのミルクを受け付けなかった場合生死にかかわるので、初にとって唯一のエネルギー源であるミルクを最優先することに

よって母のスーツケ-スはミルク缶で埋め尽くされていましたが(笑)

 

出国当日は、スーツケ-ス5個と女だらけの(ちび二人を含む)私たちを心配して、叔父夫婦が空港まで送ってくれたのでとても助かりました!

心配していた長時間のフライトもなんとかやり過ごしサンフランシスコ空港へ到着

f:id:apichi:20220227134940j:plain

サンフランシスコ国際空港

アパ-トに着いて早々、空港で荷物を一つ取り忘れたことが発覚!

しかし子供たちを忘れてこなかっただけでもラッキ-だったと思うことに(笑)

ポジティブシンキングです!

(運よくこの後、航空会社から連絡があり無事に荷物も戻ってきました!!)

 

義母は日本に義父を残してきていましたので1週間位の滞在予定、私の母はこの時すでに独り身でしたので、ビザ無しでいられる期間ギリギリまで滞在することになっていました

アメリカに着いた日と翌日は主人も仕事を休んで我々に付き合ってくれましたが、3日目は仕事へ

しかし義母の滞在期間は1週間ですし、カリフォルニアの抜けるような青空にアパ-トにとじこもっていてはもったいないと、着いて早々右も左もわからず、しかも言葉も拙い我々でしたが、好奇心に駆られてバート(鉄道)に乗り、UC Berkeley(カリフォルニア大学バークレイ校)のキャンパスへ

f:id:apichi:20220227140405j:plain
f:id:apichi:20220227140413j:plain
f:id:apichi:20220227140445j:plain
UCBキャンパス

しこたま茶々を遊ばせて、少し小腹も空いてきたので周辺のピザ屋さんへ

1ピ-スづつ何種類かのピザを購入したのですが、1ピースがとてつもない大きさで日本のⅯサイズ(ホール)くらいはあるのではないかと、衝撃を受けたのを覚えています

 

お天気も良く気持ちが良かったので、お店で食べるよりも外で食べようと言う事になり近くにあった公園へ

日本ではなかなかない開放感のある広い芝生の上で美味しいピザを食べ、お腹も満たされて気分もよくなり、”やっぱりアメリカはスケ-ルが違うね”などと話をしていたのですが、、、

突如不穏な空気が

二人組の警察官が公園に入ってきて、私たちの近くにいた黒人男性に何やら話しかけていて、、、

”何々?どうしたの?”と様子を伺っていると、おもむろに手錠を出した警察官、男性の腕に手錠を掛け連行して行ってしまいました

「・・・」

それまでの和気あいあいとした雰囲気から一変して、”あれっ?もしかしてここはちょっとやばいところ?”と身の危険を感じた我々は、そそくさとその場を後にしました!!

 

夜、仕事から帰ってきた主人に昼間の出来事を話すと、”その辺りは治安が悪いかも”

”わかってたら忠告しておいてよ~”

大通りからちょっと裏道へ1本入るだけで治安が悪かったりすることは、聞いて知ってはいましたが、今日行った公園はそんな雰囲気は微塵もなく、ピザを買ったお店から目と鼻の先にあったので吸い込まれるように入ってしまったのですが、、、

 

アメリカ到着3日目にして衝撃的な光景を目の当たりにし、これが現実なのかと思い知らされた出来事でした

今思い出しただけでも冷汗が出てくる!