江が生まれた時2歳だった初、自分中心だったそれまでの生活は一変して江中心に、、、
正直なところこの時期、初が一番お母さんを取られてとまどっていたと思います
しかし不思議なことに、初は江の面倒を非常によく見てくれていました!
江が泣けばすぐに枕元におもちゃを持って行ってあげたり、私が江のおむつを替える時には紙おむつを取ってきてくれたりと
本当なら江がいなければ自分が甘えることができたでしょうに、初にはいじわるをするという発想はなかったようです
一方茶々はあまり周りには関心が無く、自分の世界があったようなので、江に対しても動くぬいぐるみがいるというような認識だったのでは?
茶々の気が向けば、江をあやしたりはしていましたが(笑)
けれどこの時の茶々と初の江に対する対応が2、3年後には面白い人間関係を生むことに
江は小さいながらも誰が自分の面倒をよく見てくれるのか、感じ取っていたのでしょう!
おままごとをしている時、初の使っているおもちゃを自分が使いたくても江は決してそれを取ろうとはしません
しかし、茶々が使っている時には強引に奪いに行きます(笑)
茶々はもともと争いは好まないタイプなので、江のされるがままで喧嘩には発展しないのですが、、、
お姉ちゃんだから譲ってあげようという気持ちもあったのかな?
とにかく江は、初の言う事はよく聞いていました
長女の茶々を差し置いて、、、
初は少なからず江を疎ましく思ったこともあったはずです
けれどその気持ちとは裏腹に、小さい江の面倒を見てあげていてその結果、江は初のことを一目置くようになる
これって大人になっても言える事なのでは?
嫌いな(憎い)相手を攻撃するのではなく、手を差し延べてあげることが出来れば、争いごとはもう少し減ってくるのではないかと思います
こんな小さな子にもできたのだから・・・
力で押さえつけようとしても植えつけられたその憎しみは、何の関係もない次の世代に引き継がれてしまう
どこかでこの悪夢のような連鎖を断ち切らなければ
それが今なのかも