舞台「ハリ-・ポッタ-」(向井理Ver.)感動!

舞台「ハリ-ポッターと呪いの子」向井理さんVer.の公演を茶々と初の3人で観てきました!

ハリ-ポッタ-は1999年12月に第1巻「ハリー・ポッターと賢者の石」が日本で発売された時、義母が面白い本だから茶々が大きくなったら読めるようにと贈ってくれたのがきっかけで、それ以降新作が出るたびに義母から贈られてきていたので、全巻揃って我が家にあります
映画もシリ-ズ全てを子供たちと観ていて内容は熟知していたので、今回の舞台は宣伝でやっていた「ハリー・ポッターと死の秘宝」から19年後、ハリーポッターとその子供たちとの世界を描いたものという他は何の予備知識もないまま公演日を迎えました

 

当日、地下鉄の赤坂駅に着くと地上に上がる手前から、何やら行列が、、、

近づいて行くと、どうやらオブジェ(何だかさっぱりわからない)の前で若い女の子たちが写真を撮るために並んでいたのですが、茶々も初も長蛇の列に並んでまで写真を撮りたいという情熱は無く(笑)そこはあっさりスル-して、両脇の壁一面に飾られていた肖像画の1枚を見て「ダンブルドアじゃない?」と、その前でパチリ!(どっから見てもダンブルドアではなさそうだけど、そこは気持ちの問題で本人たちが納得していれば良しという事で!)

 

うちに帰って来てから、あのオブジェは一体何だったんだろうと調べてみると”タイムタ-ナ-(過去に時間を巻き戻す逆転時計)と判明!後になってから舞台の内容と関連している物だったとわかった次第で、、、

そりゃそうだよね
意味の無い物をそんなところに作るわけないし、その前で写真撮ろうって思う人もいないだろうしね!事前学習をしていれば更に楽しめたかもと少し反省‼
そしてタイムタ-ナ-と言えば映画「ハリー・ポッターとアズカバンの囚人」を観に行った時に、茶々がおばあちゃんに買ってもらったタイムタ-ナ-ペンダントを思い出したのでオブジェの代わりと言っちゃなんだけど↓↓↓(実際はこれの巨大化された物がありました)

 

肝心の舞台はと言うと、役者さんたちの息をもつかせぬ台詞回しと小気味良いテンポの舞台転換はさすがプロだなあと終始感心しまくりでした

前評判で言われていた通り、所どころに仕掛けられているイル-ジョンに引き込まれるのはもちろんのこと、我々が本や映画で想像しているホグワ-ツ特急やディメンターが、舞台上でイメ-ジ通りに再現されていたり、”ホグワ-ツの動く階段をこんな風に表現するんだ”などなど、、、
細部に渡ってさまざまな工夫がちりばめられており、入ってくる情報量は半端なかったです!
「ビクト-ル・クラム?誰だっけ?」なんて考えているうちに舞台は次の場面に転換していて、せめてあらすじだけでも頭に入れて行っていれば、もっと他の事に集中できただろうにと思うと、ちょっともったいなかったかな?

 

舞台人としての視点(バレエをやっている茶々や初の受け売りで私は違うって!笑)で見ると、暗転での素早い舞台転換や薄暗い照明の中、動く階段(人力です)を台詞を言いながら登ったり降りたりをスピ-ド感を落とさず息の合った動き等、、、一歩間違えれば大怪我にも繋がるだろうと思うと、どんだけリハ-サルを重ねてお互い信頼関係を築いてきたんだろうかと、妙なところにも感動してしまったりして

茶々に言わせると、バレエは台詞がないので踊りながら”次は上手にはける”とか考えることができるけど、あんな風に軽快に長台詞を言いながら次の動作を考えることは”絶対無理”だそうです!

 

公演時間は3時間と聞いていたけれど、12時15分開演で終わった時には4時近かったので(20分の休憩を含む)さすがにお尻が痛くなっていましたが(笑)、この日は夜の公演もあり更にキャストは全員同じメンバ-だという事を知り、夢のような時間と空間を堪能させてもらった私がお尻が痛いなどと言っては罰が当たるかな?

観に行く前は大御所の役者さんたちも沢山出演しているし、”この手の舞台はお値段高いよねえ”と思っていましたが、”お値段以上~”で観に行って良かったです

少なくともあと2回は、今回さらっと流してしまった部分を違う視点から観ることが出来るだろうし、それ以降もディズニーランドのアトラクションを体験するかのように、内容がわかっていても新鮮な気持ちで楽しめる舞台だなあと感じました